【猛暑対策サポートパッケージ】熱中症対策費とは
猛暑対策サポートパッケージにおいて、積算へ反映できるよう制度整備が進められている熱中症対策費のことである。
本制度では、従来現場負担となることが多かった熱中症対策費を、必要経費として積算へ反映できるよう制度整備が進められている。
■熱中症対策費として計上できる主な内容
・作業員向けの熱中症対策
塩飴・経口補水液など効果的な飲料水・空調服・熱中症対策キット
・現場設備向けの熱中症対策
遮光ネット・ミストファン・大型扇風機・製氷機・日除けテント・冷房休憩所
・WBGT管理・安全管理機器
WBGT計・バイタル監視機器・ウェアラブル端末・安全モニタリングシステム
■熱中症対策費に関係する積算制度
(1)現場管理費補正
真夏日の多い現場に対して、工事期間中の真夏日の日数に応じて、現場管理費を補正する制度である。
塩飴・空調服など作業員向けの熱中症対策費用が対象となる。
(2)現場環境改善費への積み上げ計上
現場環境改善費は、共通仮設費の一部として計上される費用である。
遮光ネット・ミストファンなど現場設備向けの熱中症対策費用が対象となる。
また、50%上限ルールが適用されるため、現場環境改善費として率計上される額の50%を上限として熱中症対策費を積み上げ計上※1できる。
※1 積み上げ計上とは
率計上に含まれていた熱中症対策費用を、個別に積み上げて追加計上できる制度のこと。
令和7年の積算基準改定より適用。
(3)工期延長に伴う費用精算
工期内の猛暑日の日数が想定を上回り、休工せざるを得ない場合、工期延長日数に応じて「工期延長に伴う増加費用の積算」として費用精算できる。
■まとめ
猛暑対策サポートパッケージにより、熱中症対策費を必要経費として認める制度整備が進められている。
今後は、WBGT記録や発注者協議に必要な資料を整理し、熱中症対策費を適切に説明・管理していくことが求められる。

