2026年3月19日(木)配信
これから数年で大工1000人を正社員として雇う!
この積水ハウスのニュース、話題になってますね。
積水ハウス建設ホールディングスは、2033年の大工1000人体制を目指し高卒を中心に毎年130~140人を採用し入社後は半年間の全寮制訓練校で教育を行うそうです。(ちなみに、この訓練校の2026年2月現在の在籍者数は600人に迫るとのことですから、凄い人数です。)
大手企業が、技術者ではなく技能者をここまで大量採用するって話は聞いたことがありませんね。
この背景には当然建設業の超人手不足と職人の高齢化がありますが、最近は「繁忙期に職人を確保できず着工できない事態」も業界内で起きていることに同社は強い危機感を覚えたようです。
そもそも積水ハウス建設ホールディングスは2023年から積極的に職人の直接雇用を行っており独自の「クラフター制度」なるものを導入しています。
クラフター制度は、若手の「ホープ」、現場リーダー格の「チーフ」、熟練の「マスター」の3段階に分かれており成果給を厚くする制度で、33歳のチーフで年収が800万円を超えるケースもあるようです。
積水ハウスの正社員で大工になって30代ちょっとで年収800万超。
若い人にはウケるかも知れない待遇ですね。
ただ会社としては、結局は固定費になる正社員を大量に雇う訳で当然リスクも伴う訳ですが、この辺りを積水ハウスは「他社からの仕事を受注することも見込んでいる」としています。
どうでしょう、これ平たく言えば「職人を正社員として抱えるリスク」より「人手不足で仕事ができないリスク」を優先したとも言えますよね。
ちなみに、このニュースについてSNSで賛否様々なコメントが出ていたので、以下に紹介したいと思います。積水ハウスのこの取り組み、皆さんはどう思いますか?
※SNSコメント紹介(主にX)
▶正直、正社員で職人なれるのか?そんな甘い世界じゃない思うけど。一人親方でバリバリしてる人は圧倒的な仕事量をこなしてきた一流、それができなかった人が・・・
▶この道30年から言わせてもらうと、勘違いしてほしくないんだが、積水ハウスの大工さんね。戸建て、マンション、店舗など、当日行っていきなり直せる大工とは違うからね。積水ハウス以外では使い物にならないよ。
▶正社員にするのは素晴らしいが、もともと積水ハウスに日本の技術を扱える大工さんを育てるスキルがない 独自のプラモデル型の家を扱うだけでは大工は育たない 本気で大工さんを育てたければ、きちんと棟梁さんのもとで学ばせるしかないのです
▶人員が確保出来ないくらい大工さんを潰してきたのは、こういう大手メーカーじゃないの?どんだけ無茶な値段で大工さんを酷使してきたのかな?
▶これぞトップの英断!職人を使い捨てず、正社員として囲い込む積水の「攻め」は最高にクールだ。深刻な人手不足を逆手に取った最強の成長戦略。この「賭け」が住宅業界の腐った常識をぶち壊す未来が楽しみだ。
▶外注依存が当たり前の住宅業界で、大工さんの正社員化はありがたい!外注だと当たり外れが出やすいのは事実だし、若手を自社で育てるなら品質の安定にはつながりそう。ただ、その分コストは絶対上がるよね。最終的に坪単価にどう跳ねるのかは気になる🤔
▶日本の大企業経営者は、基本的にリスクを取らないから、その時々で必要な人材を派遣会社や下請けに外注してきた。その方が正社員を雇うコスト減と消費税の節税になるからだ。積水ハウスの取り組みは、外注人材が集まらない現状に先手を打った取り組みであると評価できる。(人材の青田買い)