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登録鳶・土工基幹技能者とは?

登録鳶・土工基幹技能者とは、建設現場において、作業内容、工程、現場状況等を把握、理解した上で、
元請、関係する他の職長との調整が出来る技能者であることを証明する資格である。
登録鳶・土工基幹技能者講習を受講し、修了試験に合格した者に与えられる。

鳶・土工工事業とは、鉄骨等組立架設工事や解体工事業、コンクリート工事などの基礎工事ないし準備工事の
ほとんどを請け負う事業のこと。
宅地造成工事から高速道路の高架橋構築工事まで工事の範囲は広く、他の工事と境界の難しいものもあるのが
特徴だ。

建設現場には多くの職方がそれぞれの指揮のもとで作業している。
お互いに回りの作業に理解を持ち、現場全体の能率を向上させることが非常に重要だ。
そのため、現場では広い視野を持ち、利害を乗り越えた判断の出来る人材が必要である。

■講習概要
実施機関:
・日本建設躯体工事業団体連合会
・日本鳶工業連合会
費用  :38,500円(税込)  ※飲食費・宿泊費は含まれない
日程  :2日間で10時間
講習内容:
・工事現場における基幹的な役割及び当該役割を担うために必要な技能に関する事項
・実務に役立つ話し方
・OJT教育に関する事項
・労働安全衛生法その他関係法令に関する事項
・施工管理・工程管理・資材管理・原価管理・品質管理・安全管理に関する事項
試験時間:45分(4者択一方式 25問 / 正誤式 25問)60点以上で合格

■受験資格
次の要件を全て満たしていること。
①10年以上の(鳶・土工の)実務経験を有する者
②8年以上の(鳶・土工の)職長経験※のある者
※職長経験は満20歳以降の期間のみを合計して8年以上であること
③安衛法第60条に基づき安衛則第40条第2項で定める職長教育を受講し、交付後5年経過した者
④次の資格のいずれか1つ以上を有する者
・とび一級技能士
・1級または2級建築施工管理技士
・1級または2級土木施工管理技士

■資格を取得するとできること
一般的に建設業における鳶・土工の役割は、現場全体の活動に大きく関わっている。
他の工事業者の資機材搬入から施工・搬出に至るまで、円滑な工程消化は鳶・土工の段取りに拠るところが
大きい。
鳶・土工基幹技能者の資格保持者は、各業者の職長との調整が行えるようになる。
また、突発的な状況変化にも冷静・的確に対応することが求められる。

■資格取得のメリット
・登録鳶・土工基幹技能者は、経営事項審査で「とび・土工工事業」において加点評価される(1名に付き3点)
・主任技術者要件を満たす者として認められる

■資格保持者の人数
8,279名(2022年03月31日 現在)

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