登録建設塗装基幹技能者とは？
登録建設塗装基幹技能者とは、所定の資格を持つ塗装技能士に対して認定試験を実施し、合格することで取得できる資格である。
塗装工事業において、建設キャリアアップシステムのレベル4になれる。
■講習および試験概要
実施機関：一般社団法人 日本塗装工業会
費用 ：受講料30,000円 / 教材・諸経費20,000円（日本塗装工業会会員は免除）
日程 ：年度により異なる2日間 2022年は計4回実施予定
時間 ：1日目 6時間 2日目 8時間30分（内2時間は試験）
講習内容：
・基幹技能一般知識に関する科目
工事現場における基幹的な役割及び当該役割を担うために必要な技能に関する事項
・建設工事工程管理、施工管理・施工計画・作業計画に関する科目
・建設工事の原価管理、安全管理、品質管理に関する科目
・基幹技能関係法令に関する科目
・塗料、塗装に関する科目
試験時間： 四者択一式50問 2時間
■受験資格
①次のいずれかの資格を有すること
・登録建設塗装基幹技能者（講習修了証の期限が切れている場合は除く）
・優秀施工者国土交通大臣顕彰
・１級建築施工管理技士
・１級土木施工管理技士
・建築仕上げ改修施工管理技術者
・卓越した技能者（現代の名工）
また、キャリアアップシステムのレベル2・レベル3の基準資格を有していること
②建築塗装工事に関し10年以上の実務経験を有すること
③実務経験年数のうち、3年以上の職長経験を有すること
■試験問題例
1.（ ）内に最も適切な言葉を一つ選択して、以下の文章を完成させよ。
基幹技能者は、（ ）を結ぶ中核的役割を担う
イ）会社と現場 ロ）発注者と現場 ハ）技術と技能 ニ）工期と技能
2.以下の記述のうち、最も不適切なものを選択せよ。
イ）塗料の乾燥・硬化は、温度・湿度の影響を受ける
ロ）自然乾燥形塗料の塗装に好ましい条件は、気温15℃～30℃、湿度85%以下である
ハ）自然乾燥形塗料の塗装できる条件をもう少し拡げると、気温5℃～40℃、湿度85%以下である
ニ）気温5℃以下、湿度85%以上の条件では、塗料の乾燥が大幅に遅れたり、白化（ブラッシング）を
起こしたりする
