総合工事業とは
土木施設や建築物の建設工事を発注者から直接請け負い、元請事業者として完成までの責任を担う業種である。
職別工事業者※1・設備工事業者※2を統括し、建築物や社会インフラを完成させる役割を担う。
規模は、スーパーゼネコンから地域密着型の地場ゼネコンまで多様である。
※1 職別工事業…部分的な専門工事を担う事業者
※2 設備工事業…電気・管・通信などの設備を担う事業者
■総合工事業の業務と職種
(1)業務
総合工事業の業務はプロジェクトを総合的にマネジメントすることである。
現場においては施工管理技術者として全体を管理する役割を担う。
あらゆる工程において高度なマネジメント能力が求められる。
【総合工事業の業務例】
・発注者との契約
・施工計画の策定
・専門工事業者の選定・契約
・工程管理
・品質管理
・安全管理
・原価管理 など
(2)職種
総合工事業の職種は「建設営業」と「建設生産管理」に分けられる。
・建設営業
発注者との関係構築、案件獲得、提案活動を担う。価格だけでなく、技術力や施工体制を含めた総合提案力が求められる。
・建設生産管理
現場の責任者として、品質・工程・安全・原価を管理する。
■総合工事業の事業分野
総合工事業の事業分野は、次のとおりである。
・土木事業分野…道路・橋梁・上下水道などの社会インフラを整備する分野
・建築事業分野…オフィスビル、マンション、学校、商業施設などの建築物を建設する分野
民間投資は建築事業が多く、政府投資は土木中心となっており、景気動向や政府政策の影響を受けやすい特徴がある。
このように、総合工事業は単なる施工業ではなく、プロジェクト全体を統括し、社会インフラや建築物を完成へと導く役割を果たす。
社会基盤を整備し、災害復旧や防災対策を担う、建設業の中核を成す産業である。

