斜面防災技能者とは?
地すべりや斜面崩壊などの斜面災害を防止する工事に従事し、現場の安全と施工品質を支える専門技能者である。
【能力評価実施団体】
・(一社)斜面防災対策技術協会
■斜面防災技能者が担う工事・求められる技能
斜面防災技能者は、主に次の施設の斜面防災工事に従事する。
【斜面防災工事の対象施設】
・「地すべり等防止法」に基づく地すべり防止施設
・「急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律」に基づく急傾斜地崩壊防止施設
・雪崩対策施設
・地域開発・災害復旧に伴い実施される斜面や法面の変状対策のための施設
これらの工事では、アンカー工、抑止杭工、法面工などの複数の工法を組み合わせて行われることが多いため、それぞれの工法を横断的に理解し、状況に応じて柔軟に対応できる技能が求められる。
■斜面防災技能者の能力評価とキャリアアップ制度
斜面防災技能者は、次の4段階で評価される。
【斜面防災技能者のレベル区分】
・レベル1:斜面防災工事に従事する初級技能者
・レベル2:一定の実務経験および関連資格を有する中堅技能者
・レベル3:職長としての実務経験を有し、現場管理を担う技能者
・レベル4:豊富な実務経験と職長経験を有し、現場全体を統括できる技能者
※各レベルの具体的な評価要件(就業日数・対象資格等)は、国土交通省が定める能力評価基準に基づいて判定される。
(出典:国土交通省 能力評価基準 斜面防災)
近年、豪雨や地震による斜面災害が頻発しており、斜面防災工事の重要性はますます高まっている。
斜面防災分野は、社会的意義が高く、今後も安定した需要が見込まれる分野であり、斜面防災技能者はその専門家として、長期的な活躍が期待される。

