石材施工技能者とは?
建築物や構造物に用いられる石材を加工し、所定の形状に仕上げ、現場で据え付ける技能を有する職人である。
石工(いしく)とも呼ばれ、墓石や石碑、石垣、擁壁、階段、外壁など、生活の身近な場面から公共インフラまで幅広い分野で活躍している。
石材施工は高度な技術を要するため、その技能と経験を客観的に評価する仕組みとして、2025年10月24日にCCUSの能力評価基準に追加された。
■石材施工技能者の業務
石材施工の業務は次の3つに分けられる。
・石材加工作業
採石された石材を切断し、整形し、研磨などの加工を施す作業である。
図面に従って寸法精度を確保し、仕上げ品質を整える技能が求められる。
・石張り作業
建築物の外壁や床、室内空間に石材を張り付ける作業である。
下地の確認、段取り、張り付けの精度調整など、建築施工としての幅広い知識を必要とする。
・石積み作業
石垣や擁壁、階段などを石材で積み上げる伝統的な工法である。
石の形状に合わせた加工と据付の判断が必要で、重機作業と手作業を組み合わせながら行う。
■石材施工技能者の能力評価とキャリアアップ制度
石材施工技能者の評価基準は、就業日数や技能検定の等級、職長経験などによってレベル1〜4の4段階で評価される。
(出典:国土交通省 能力評価基準 石材施工技能者)
石材施工技能者の業務は、高精度な技術と安全対策が不可欠であり、現場経験によって技能が磨かれる。
CCUSに登録されたことで、技能レベルの客観的な判定と技能者に対する適切な評価・現場配置・処遇改善に大きく寄与することが期待される。

