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港湾新技術カタログとは?

国土交通省港湾局および国土技術政策総合研究所によって策定・公表されている技術情報集である。
港湾工事における設計段階からの新技術導入を促進することを目的として策定され、第1弾が令和6年3月に、第2弾が令和7年9月に公表された。

■港湾新技術カタログの構成とテーマ
令和7年9月版の新技術カタログでは、全国の現場で共通して求められる技術ニーズを4つのテーマに分けて整理している。
いずれのテーマにも、実際の施工現場で活用可能な技術が多数掲載されている。

テーマ1:桟橋上部工の施工作業効率化
労働力不足や施工の生産性向上を目的とした技術である。
港湾構造物の施工時間短縮や品質安定化に寄与するため、現場作業の効率化に直結する。

【掲載技術】
 ・鋼管杭と上部工の接合等技術
 ・床板(スラブ)の接合等技術
 ・コンクリートや鉄筋などの素材に関する技術
 ・プレキャスト(PCa)部材の据付技術

テーマ2:吸い出し防止対策
護岸や防波堤基礎の吸い出し現象を防止するための技術である。
長寿命化や維持管理コストの低減につながる。

【掲載技術】
・防砂シートや防砂板の代替・補助技術
・フィルター層形成の補助技術

テーマ3: 藻場・干潟造成
生態系の回復や自然共生を目的とした環境に配慮した技術である。
港湾開発と生物多様性の両立を図る新たな取組として注目されている。

【掲載技術】
・種苗生産技術
・生物定着促進技術
・生物生息基盤材の製作技術

テーマ4:護岸嵩上げ等の気候変動適応技術
海面上昇や高潮・越波などの気候変動リスクに対応し、防災・減災と同時に、持続可能なインフラ整備にも資する技術である。

【掲載技術】
・護岸嵩上げ・補強技術
・越波低減技術

このように、港湾新技術カタログは、設計段階から技術革新を取り込むための新たな仕組みである。
現場の課題と研究・開発の成果を結びつけることで、安全で効率的かつ環境にやさしい港湾づくりを支え、国土交通省港湾局が推進する次世代型インフラの実現に寄与することが期待されている。

 

施工管理技士2.jpg


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