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GX ZEHとは?

2027年度から新たに適用されるZEHの新基準である。
従来のZEHをさらに発展させた次世代型の脱炭素住宅であり、戸建住宅をGX ZEH、集合住宅をGX ZEH-Mと呼ぶ。

従来のZEHシリーズと同様、性能レベルに応じて、GX ZEH+・GX ZEH・Nearly GX ZEH・GX ZEH Orientedに分類され、地域や建築条件に応じた柔軟なZEHの設計が可能となっている。

【GX ZEHの由来】
GX:グリーントランスフォーメーション
ZEH:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス

■GX ZEHの定義
GX ZEHは2027年度以降に新築される住宅に適用される新基準であり、住宅の省エネ化をより進めるため、従来の基準よりも高い性能が求められる。

(1) 高断熱化
外皮の断熱性能を大幅に向上させ、室内の快適性を保ちながらエネルギーロスを最小限に抑える。
新基準では、断熱等性能等級が従来の等級5から等級6へ引き上げられた。

(2)省エネ化
エネルギー消費の少ない高効率設備を導入し、一次エネルギー消費量を基準値から35%以上削減する。
具体的にはBEI(Building Energy Index)が0.65以下であることが求められる。

(3)エネルギー供給の自立化
太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入し、年間の一次エネルギー消費量をゼロまたはマイナスにすることを目指す。
GX ZEH+では、創エネが消費を上回る115%以上の削減を実現する。


■GX ZEHの設備要件と推奨事項
設備要件と推奨事項には、家庭単位でのエネルギー利用効率や自給率を高める内容が定められている。

(1)必須要件
・高度エネルギーマネジメント
 HEMS等によって再エネ発電量を把握し、冷暖房設備や給湯設備などを統合制御できること(GX ZEH Orientedを除く)。

・定置用蓄電池の導入
 GX ZEH+、GX ZEH、Nearly GX ZEHでは蓄電池の導入が義務化され、再生可能エネルギーの自家消費率を高めることが求められる。

(2)推奨事項
・EV充電・充放電設備について
 将来的なEV利用を想定し、建築士が導入の可能性について建築主に説明すること。

・再生可能エネルギー導入の検討
 建築士は建築主に対して、屋根形状や立地条件を考慮した、再生可能エネルギー設備導入の検討に必要な情報を説明すること。

このように、GX ZEHは家庭単位でのエネルギー自立化を進めるものであり、再エネ・蓄電・EVの連携によって光熱費の削減とレジリエンス強化を実現する。
今回の基準見直しは、建築分野全体のGX化の推進に寄与すると予想される。



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