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登録基幹技能者とは?

建設現場において技能労働者のトップに立ち、安全管理や品質管理、工程調整などを担う「総括職長」として位置づけられる資格である。

 

資格は5年ごとの更新制となっており、更新のたびに講習を受講することで、常に最新の知識や技能を習得し続けることが求められている。

 

■登録基幹技能者取得のメリット 

登録基幹技能者の資格には、企業や個人にとって多くのメリットがあり、個人のキャリアアップだけでなく、企業の受注活動においても大きな武器となる。

 

【メリット】

 ・経営事項審査における加点評価

 ・総合評価落札方式での評価対象

 ・主任技術者要件の一部として認定(2018年〜)

 ・建設キャリアアップシステム(CCUS)における最高位レベル4(ゴールドカード)の要件資格

 ・ゼネコン各社の「優良技能者認定制度」により手当が支給される(例:日額2,000〜5,000円)

 

 

■登録基幹技能者の役割

現場全体をマネジメントする存在として、施工の効率化、品質確保、安全性の向上に貢献するため、次の役割を担う。

 

【登録基幹技能者の役割】

・現場の状況に応じた施工方法の提案・調整

・技能者の適切な配置や作業手順の構成

・技能者への指導・指示

・前後工程を踏まえた他職長との連絡調整



■登録基幹技能者になるには

(1)対象職種
 令和7年7月時点で45職種。

 電気工事、橋梁、鉄筋、型枠、防水、左官、塗装、解体工事など幅広い専門分野が含まれる。

 

(2)必要条件

 次の要件を満たしたうえで、国土交通大臣に登録された実施機関による講習を修了すると登録基幹技能者として認定される。

 

・実務経験10年以上

・職長経験3年以上

・1級技能士や建設マスターなど、最上級の技能者資格の保有



令和7年3月末時点において、登録基幹技能者は約8万9千人に達している。

建設工事の適正な施工を確保し、品質や安全の水準を高めること、さらに将来の担い手を確保・育成する上で、ますますその役割は一層重要視されている。



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