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外国人建設技術者の採用・定着に向けたハンドブックとは?

2025年4月に国土交通省が公表した資料であり、中小企業が国内外の大学で建築・土木を学んだ外国人技術者の受け入れをスムーズに行うための実務書である。
採用準備から雇用手続き、定着に向けた社内体制整備まで、段階的に記載されている。

■本ハンドブックにおける外国人建設技術者とは
在留資格を有し、技術系の業務に従事する外国人材を指す。
そのため対象は、大学や専門学校で建築・土木系の学科を修了した人材となり、技能実習生や特定技能作業者とは異なる。

【本ガイドブックにおける外国人建設技術者の定義】
・在留資格:技術・人文知識・国際業務
・学歴  :国内外の大学で建築・土木系の学科を専攻し、修了した者
      国内の専門学校で建築学・土木系の学科を専攻し、修了した者
・従事する業務:施工管理・測量・設計

■ハンドブックの内容
ハンドブックの目次と各章の概要は次のとおりである。
・第1章 受け入れ準備と自己診断
チェックリストが掲載されており、課題の整理や採用の目的、受け入れ状況の整備など、自社の現状分析に活用できる。

・第2章 採用から定着までのステップ
自社の経営課題の抽出整理から人材定着までを次の6つの段階に分け、それぞれの段階において具体策が示されている。
①経営課題の整理
②採用計画とターゲットの明確化
③採用準備・受け入れ環境整備
④募集・選考
⑤雇用手続き
⑥活躍・定着に向けた取組

・第3章 外国人建設技術者の受け入れ・活躍事例
すでに外国人技術者を受け入れている中小企業の成功事例が複数紹介されており、実務に直結するヒントが得られる。

・第4章 参考情報
在留資格の取得手続きや、インターンシップ制度、日本語教育機関などの支援サービスの情報が記載されている。


このように、本ハンドブックは、制度面・実務面の両方から受入れを支援する内容となっており、外国人材の採用・定着に悩む建設企業にとって有益なツールである。


  

施工管理技士2.jpg

(出典:外国人建設技術者の採用・定着に向けたハンドブック



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