2025年6月18日(水)配信
中堅ゼネコンの淺沼組が、今年4入社の大卒初任給を30万円に引き上げたというニュースがありました。
外勤者ということなので施工管理職に限定したようですが、
前年の27万2000円から28,000円アップしているので1年で10%以上の引き上げです、凄いですね。
数年前までの初任給からは考えられない金額です。
また全社員を対象にしたベースアップも4年連続で実施したそうですが、
初任給をアップするだけじゃ既存社員の不満が溜まるだけでしょうから、当然そうなりますね。
ゼネコン売上20位程の中堅の淺沼組がここまで初任給を引き上げてますが、
では大手ゼネコンの初任給はどうなっているのでしょう。
スーパーゼネコンの直近5年の大卒初任給の推移を調べてみました。
こちらです。
▶スーパーゼネコン5社、大卒初任給の推移(2021年~2025年)
https://www.rise-jms.jp/media/construction/a1304若干の差はありますが、5年間5社の初任給の足並みはピッタリ揃ってます、
まるで示し合わせたかのようですね。(笑)
2021年に24万円だった初任給は2025年には30万円、4年で25%のアップですから凄まじいです。
特に今年と昨年は9.4%と7.1%ですから、
やはりここ2年くらいの賃上げの流れに沿って新卒初任給も引き上げられた感があります。
これを見る限り、中堅の淺沼組が大卒初任給を30万円にしたのも、スーゼネをベンチマークにしているのでしょう。
建設業は超人手不足なうえに高齢化が進んでいるので、
ゼネコンとしても新卒は喉から手が出るほど欲しいのが現実でしょうから、
初任給の引き上げ合戦(?)はしばらく続くでしょうね。