株式会社ライズ

  1. HOME
  2.  > 
  3. 建設業界用語
  4.  > 
  5. マンション取り壊し敷地売却事業(仮称)とは?
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

マンション取り壊し敷地売却事業(仮称)とは?

老朽化したマンションを取り壊し、その敷地を売却する際、事業施行者の税負担(法人税や消費税など)を軽減し、再開発や新たな土地活用を促進するための事業である。

本事業は、マンション建て替え等の円滑化に関する法律(マンション建替円滑化法)や区分所有法の改正に伴い、新設される予定である。

 

■新設の背景

令和5年末時点で、築40年以上のマンションが約137万戸存在しており、今後も増加することが明らかになっている。

老朽化したマンションには、

 ・建て替えに必要な資金が不足している

 ・区分所有者の合意形成が困難

 ・耐震性や老朽化の問題が深刻化

などの問題を抱えており、建て替えが難しいものが多く存在する。

これらの問題を解決するため、マンションを取り壊して敷地を売却し、売却収益を区分所有者へ分配できる仕組みを整備するために、2025年に新設されることとなった。

 

■期待される効果

本制度の利用で、建て替えが難しかったマンションの敷地売却が促進される。

その結果、

 ・耐震性の低いマンションの減少

 ・土地を有効に活用できる

ことが期待される。

 

■本政策の達成目標

耐震基準(1981年に改正)を有しない住宅ストック比率を2030年度には概ね解消できることを目指している。



施工管理技士2.jpg
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加