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建築仕上診断技術者とは?

建築仕上診断技術者と、建築物の適正な維持保全に資する技術者である。
建築物の仕上の物理的劣化、社会的劣化などを総合的に診断する。
主な業務は、ビルやマンションなどの外壁・屋上防水等の建築仕上げ部分の診断、外壁部材崩落防止のための定期診断でビルディングドクターとも呼ばれる。

公益社団法人 ロングライフビル推進協会が主催する指定講習を受講後、修了考査に合格し、登録を行うことで資格が授与される。

資格の有効期間は5年、更新するには更新講習を受講するか、在宅学習による更新レポートの提出が必要である。

■受講資格
保有資格・学歴・実務経験等に応じて、①~⑤のいずれかに該当する者が受講可能だ。
①保有資格による受講資格
1級建築士、2級建築士、1級建築施工管理技士、2級施工管理技士(建築又は仕上げ)、特定建築物調査員、特殊建築物等調査資格者の資格のいずれかを有し、かつ、外壁又は防水の施工時の検査又は診断の実績を5件以上有する者
②学歴による受講資格
大学院、大学、短期大学、高等専門学校、高等学校等建築系学科を卒業した者で、かつ、次のいずれかに該当する者
・外壁又は防水の施工実務及び診断実務の経験年数を5年以上有するとともに診断の実績を5件以上有する者
・外壁又は防水の診断実務の経験年数を5年以上有するとともに診断の実績を5件以上有する者
③実務経験による受講資格
・外壁又は防水の施工実務及び診断実務の経験年数を8年以上有するとともに診断の実績を5件以上有する者
・外壁又は防水の診断実務の経験年数を8年以上有するとともに診断の実績を5件以上有する者
④認定委員会が特に認めた者
⑤過去に「建築仕上診断技術者」の資格を取得し、更新登録をせず登録が抹消となった者

■受講概要
受講料:57,200円(税込み)
登録料:11,000円(税込み)
講習内容:3日間
・建築仕上診断技術者の役割等(5時間)
・建築仕上診断業務指針(2時間)
・建築仕上診断技術(7.5時間)
・特別診断(2.5時間)
・修了考査(択一式問題・記述式問題)(3時間)

■合格者数
2022年度の建築仕上診断技術者の合格者数は、122人だった。

■資格取得のメリット
建築業界において、業務範囲の拡大が期待できる。

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