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海洋・港湾構造物設計士とは?

海洋・港湾構造物設計士とは、海洋・港湾構造物に関する設計において専門技術者として認められる資格である。
有資格者は、海洋・港湾構造物の建設、改良及び維持における設計、並びに設計に関わる
調査、研究及び開発の業務必要な知識・技術を有していると認められる。

一般財団法人 沿岸技術研究センターが主催する筆記試験と面接試験に合格した者が登録を行うことで資格が与えられる。
資格の有効期間は、試験合格年度の翌年度4月1日から5年間、有効期間終了時には資格登録の更新が必要だ。

■受験資格
次の①かつ②を満たす者、または③を満たす者が受験可能だ。
①次のいずれかの要件を満たしていること
・大学卒業後、海洋・港湾構造物等に関する7年以上の実務経験
・短大または高等専門学校を卒業後、海洋・港湾構造物等に関する9年以上の実務経験
・高校卒業後、海洋・港湾構造物等に関する11年以上の実務経験
・上記学歴と同等以上の学力を有していることをセンターが認めた場合に各項の実務経験
②海洋・港湾構造物等の建設、改良及び維持に関する設計実務、並びにこれらの設計に関わる調査、研究及び開発の実務に関する3年以上の実務経験
③設計士補試験に合格・登録後、「設計士相当」と認められる技術者の下で海洋・港湾構造物等の設計に関する実務について2年以上の実務経験

■筆記試験
受験料:11,000円(税込み)
試験内容:記述式 2時間
①海洋・港湾構造物の設計に関する海象、地盤条件、地震、材料等の専門的な知識
共通問題(1問必須)
②水域施設、係留施設、外郭施設等の設計に関する専門的な知識及び技術
選択問題(3問中1問選択)

■面接試験
受験料:16,500円(税込み)
試験内容:45分間
①海洋・港湾構造物等の設計に関する実務について、知識に基づく技能力・経験に基づく判断力(20点)
②技術課題について、技術的課題への対応力・コミュニケーション能力(60点)
③海洋・港湾構造物設計士がめざすものに関する設計士としての倫理観・適格性(20点)

■登録
試験に合格後、登録申請を行うと、海洋・港湾構造物設計士資格者証が交付される。
登録料:5,500円(税込み)

■資格取得のメリット
・建設コンサルタント・建設会社・製造会社・行政機関・研究機関及び教育機関等への転職に有利

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