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火薬類取扱保安責任者とは?

火薬類取扱保安責任者とは、火薬類の製造・取扱いに責任を持って作業の保安を行う、火薬のスペシャリストである。火薬類による重大な事故を防止するために必須の資格だ。
火薬の貯蔵、消費を行う際には、火薬類取扱保安責任者の配置が義務付けられている。

火薬が用いられる場面として、建設工事現場やトンネル工事、発破作業、花火などの点火作業などがあり、幅広い現場で活躍が可能だ。

■資格の種類
火薬類取扱保安責任者には甲種・乙種の2種類があり、扱える火薬量が異なる。
甲種:火薬類の貯蔵合計量 20t/年以上・火薬類の消費合計量 11t/月以上
乙種:火薬類の貯蔵合計量 20t/年未満・火薬類の消費合計量 11t/月未満

■試験概要
主催者:公益社団法人 全国火薬類保安協会
日程:2022年は6月受付・9月実施 / 詳細は全国火薬類保安協会の公式サイトを要確認
費用:18,000円(税不明)
試験内容:多肢択一式で2時間
・火薬類取締に関する法令 20問
・一般火薬学 20問
合格基準:60点以上で合格

■受験資格
18歳以上であれば学歴・実務経験問わず誰でも受験可能

■免除
甲種・乙種火薬類製造保安責任者免状を有する者は試験が免除される。
また、以下の区分に該当する場合、申請すれば一般火薬学が免除される。
・大学の工業化学に関する学科において火薬学を専修して卒業した者
・大学、高等専門学校、高校もしくは専修学校を卒業し、火薬学を修得した者
・鉱山保安規則に定める火薬係員試験に合格した者

■資格取得のメリット
・危険物取扱者の資格が取りやすい(試験が一部免除される)

■直近とその前年の受験者数&合格率
2021年度の受験者数は-2人2,813人、合格者は+107人の1,610人、合格率は+3.8ポイントの57.2%という結果だった。

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