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登録標識・路面標示基幹技能者とは?

登録標識・路面標示基幹技能者とは、道路標識や路面標示の設置工事において優れた能力を持ち、若手の指導・育成を行える能力を証明する資格である。
工事施工現場において中心的な役割を担い、優れた技能と業務遂行能力を発揮し、品質と生産性の確保に努め、若年技能者の指導・育成を行うことが主な任務だ。

資格は、登録標識・路面標示基幹技能者講習を受講し、認定試験に合格した者に与えられる。
登録基幹技能者講習は「道路標識」と「路面標示」の二つの科目がある。

■講習概要
実施機関:一般社団法人 全国道路標識・標示業協会
費用  :66,000円(税込)
※講習料32,340円 テキスト料及試験料21,450円 宿泊・食事費12,210円
 別途高原検査キット代が必要
日程  :3泊4日(合宿)
講習内容:
【共通】
・基幹技能者に求められる位置づけと役割
・基幹技能者に求められる業務知識と指導・統率、指導・統率とOJT手法
・建設業法・労働安全衛生法その他基幹技能関係法令
・道路法・道路交通法
・標識令改正・各種ガイドライン等
・施工管理・作業計画
・工程管理・資材管理・原価管理・品質管理・安全管理

【道路標識のみ】
・案内・警戒標識の設置
・規制・指示標識の設置
・標識の設計・施工
・標識の維持管理(点検・診断含む)

【路面標示のみ】
・路面表示の設置
・路面表示の材料・施工
・路面表示の維持管理・塗替え基準
・法定外表示の設置等
試験時間:120分(四者択一式 40題)

■受験資格
受験資格は科目によって異なる。
以下の条件をすべて満たすことが必要

【道路標識の受験資格】
① 標識設置工事において10年以上の実務経験を有する者
② 標識設置工事において 職長・安全衛生責任者 教育 修了後3年以上の 職長経験を有する者
③ 次の資格のいずれかを有する者
イ 1級土木施工管理技士又は2級土木施工管理技士
ロ 優秀施工国土交通大臣顕彰者
ハ 次に示す講習 をすべて修了していること
一 玉掛け技能講習
二 小型移動式クレーン運転技能講習
三 高所作業車運転技能講習

【路面標示の受験資格】
① 路面標示設置工事の施工現場において10年以上の実務経験を有する者
② 路面標示設置工事の施工現場において 職長・安全衛生責任者教育修了後3年以上の職長経験を有する者
③ 次の資格のいずれかを有する者
イ 路面標示施工技能士
ロ 優秀施工国土交通大臣 顕彰者

■資格取得のメリット
・経営事項審査及び公共工事の総合評価落札方式において加点評価される
・公共工事が受注しやすくなる

■資格保持者の人数
1,720名(2022年3月末現在)

■直近の合格者数
令和4年度第1回(7月実施)試験の合格者は、道路標識38名・路面標示39名だった。

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