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登録消火設備基幹技能者とは?

登録消火設備基幹技能者とは、消火設備工事に関するスキルや知識を証明する資格である。
登録消火設備基幹技能者講習を受講し、試験に合格した者に与えられる資格だ。

登録消火設備基幹技能者には次のような役割が期待され、消火設備工事に携わる技能者の最高の資格者として
位置付けられている。
①現場の状況に応じた施工方法等の提案・指導・調整
②効率的な作業手順・作業方法の構成及び指示
③施工に関する一般技能者への指示・指導・統率
④前工程・後工程に配慮した他業種基幹技能者との連絡・調整
⑤品質・施工・安全・原価管理等の施工管理
⑥技能者の適正配置による効率化
⑦その他技術者との連絡・調整

「消火設備工事」とは、消防法および建築基準法等の関係法規に基づいて、その対象となる建築物に次の工事を行うことである。
・各階のコンクリート打設に伴うスリーブ入れ
・型枠撤去後の配管工事
・機械室における消火用機器類の設置工事
・天井・間仕切壁設置
・内装仕上げ前後における消火ヘッド類および付属品の取付け・調整・検査等

■講習概要
実施機関:一般社団法人 消防施設工事協会
費用  :33,000円(税込)
日程  :2日間
試験時間:90分(四者択一式 25 問)

■受験資格
以下の条件をすべて満たすことが必要
①消火設備の施工現場において10年以上の実務経験を有する者
②消火設備の施工現場において3年以上の職長経験を有する者
③次の資格のいずれかを有する者
・消防設備士 甲種第1類または第2類または第3類
・消防設備士 乙種第1類または第2類または第3類
・消防設備点検資格者 第1種
・優秀施工者国土交通大臣顕彰受章者 (建設マスター)
④職長安全衛生責任者教育・能力向上教育(再教育)

■資格取得のメリット
・経営事項審査での加点(3 点)対象資格
・総合評価落札方式を採用する国土交通省発注工事を初め多くの発注官庁で受注しやすい
・年収の増加が見込める

■資格保持者の人数
435名(2022年3月末現在)

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