【立地適正化計画】居住誘導区域・都市機能誘導区域とは
立地適正化計画の中核となる区域で、コンパクトシティの形成や都市機能の維持を通じて、持続可能なまちづくりを実現するために、市町村によって設定されている区域である。
■居住誘導区域・都市機能誘導区域の役割
(1)居住誘導区域
住宅の立地を緩やかに誘導することで、一定の人口密度を維持し、生活サービスやコミュニティを持続的に確保する。
(主なエリア)公共交通の利便性が高い地域、生活サービスを利用しやすい地域
(2)都市機能誘導区域
医療・福祉・商業・行政などの都市機能を集約し、地域の生活利便性を維持・向上することを目的としている。都市機能誘導区域は、居住誘導区域内に設定されることが多く、地域の特性に合わせて対象施設を誘導する。
(主なエリア)市町村における中心拠点、公共交通結節点
(対象施設) 医療施設、福祉施設、商業施設、行政施設、教育文化施設など
■居住誘導区域・都市機能誘導区域の設定で重視されること
居住誘導区域・都市機能誘導区域の設定には、次の内容が重視される。
・公共交通との接続性
公共交通を利用しやすい地域へ居住や都市機能を集約し、自動車に依存しすぎない都市構造の実現を目指している。
・災害リスクへの配慮
近年、防災指針との連携が重視されていることから、浸水想定区域や土砂災害警戒区域などの災害リスクを踏まえて区域設定を行っている。
・将来人口の推計を踏まえた生活利便性の維持
人口動向や施設配置、交通環境などを分析し、生活利便性を維持しながら都市のコンパクト化を進めている。
■まとめ
居住誘導区域・都市機能誘導区域とは、立地適正化計画に基づき設定される区域であり、人口減少社会に対応し、持続可能なコンパクトシティの形成を目的としている。
居住を誘導する「居住誘導区域」と、都市機能を集約する「都市機能誘導区域」を組み合わせることで、生活利便性の維持やインフラ効率化を図っている。
今後、人口減少や高齢化がさらに進むなかで、これらの制度は都市政策においてますます重要性が高まると考えられている。

