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杭頭処理(くいとうしょり)とは?

杭頭処理とは、コンクリート杭の杭頭を削り取る処理のことである。
杭頭は杭の頭部分のこと。

杭を作る際に、必要な分より余分にコンクリートを盛る。
これを余盛り(よもり)という。
余盛り部分を砕いて除去する作業を杭頭処理という。

杭頭処理が必要な理由は、杭の強度を保つためである。
杭を作る際に生コンクリートを流し込むが、この時コンクリート内に不純物が混ざる。
不純物は、杭の強度を弱める原因となる。

コンクリート内に混ざった不純物は、杭の上部に浮いて集まる。
この不純物が混じった杭の上部を削り取ることで、杭の強度を保つことができる。

杭は、構造物を支える基礎の部分となる。
そのため、強度が重要である。

杭頭処理には、いくつかの方法がある。
従来利用されてきた方法は、ハンドブレーカ―による処理である。
ハンドブレーカ―での処理は、大きな騒音、振動、粉じんが発生する。
周辺環境に影響を及ぼす問題がある。

また、薬剤を使用してコンクリートにひび割れを発生させ、余盛りを上から引き抜いて除去する方法もある。
これは、大型の重機が必要となる。

瞬間的に粉砕ができる、カット&クラッシュ工法などもある。
カット&クラッシュでは、処理の時に発生する、騒音、振動、粉じんを抑制できる。

※出展:国土交通省(http://www.cgr.mlit.go.jp/hamada/kids/what/bridge.html
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