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One Click LCAとは

建設プロジェクトにおけるCO2排出量をライフサイクル全体で算定・可視化し、削減を支援するクラウド型LCAソフトウェアである。

建物の設計・施工・運用・解体に至るまでの環境負荷を定量的に把握できることに加え、脱炭素社会への関心の高まりや環境規制の強化を背景として、次のようなメリットがあるため、世界的に導入が進んでいる。

【One Click LCA導入のメリット】
・脱炭素設計の高度化
・認証取得・法規制対応の効率化
・業務効率化
・国際プロジェクトへの対応力向上

■One Click LCAの主な機能
One Click LCAには、建設プロジェクトのCO2排出量を効率的に算定・分析するためのさまざまな機能が備わっている。

(1)ライフサイクル全体のCO2排出量算定
建設・運用・改修・解体まで、ライフサイクル全体のCO2排出量を算定し、建物の環境性能を総合的に評価できる。

(2)世界最大級のLCAデータベース
算定には、ISO準拠データなど50万件以上のLCAデータを活用するため、算定結果は高精度かつ信頼性が高い。

(3)BIM・Excel連携による自動化
BIM・Excelと連携して資材数量データを自動で取り込むことができるため、LCA算定を大幅に効率化できる。

(4)Carbon Designer 3Dによる簡易算定
簡易算定機能(Carbon Designer 3D)を使用して設計初期段階でCO2排出量を概算し、脱炭素設計の方向性を検討できる。

(5)認証・国際規格への対応
LEED・BREEAM・DGNBなどを含む140以上の認証・規格に対応しているため、認証取得や規制対応の手段として活用できる。

(6)LCC・循環性・生物多様性などの分析機能
CO2の算定に加えて、
 ・ライフサイクルコスト
 ・循環性
 ・ネットゼロ評価
 ・生物多様性評価
 ・設備(MEP)のカーボン分析
などの分析が可能であり、環境・コスト・性能を統合的に評価できる。

One Click LCAは、建設分野における脱炭素化を実現するためのツールである。
活用することで、ライフサイクル全体のCO2排出量を可視化し、設計段階から削減を検討することができる。
今後、LCA※1の義務化や環境規制の強化が進む中で、建設プロジェクトにおける環境性能の可視化は不可欠となる。本ソフトウェアは、その中核的な役割を果たすツールとして期待されている。


※1 LCAとは
製品の原材料調達から、製造、使用、廃棄に至るまでの全過程において発生するCO2排出量を評価する手法である。
建設分野で対象となるのは、エンボディドカーボン(建設時に発生するCO2)とオペレーショナルカーボン(運用時に発生するCO2)である。


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