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コストプラスフィー契約・オープンブック方式とは?

コストプラスフィー契約とは、工事において実際にかかったコストを支払う契約、オープンブック方式とは、透明性を確保し公共事業の使途に対する説明責任を果たすための方式であり、セットで用いられるものである。

■コストプラスフィー契約(コスト+フィー方式)
工事の実費(コスト)を実費精算とし、これにあらかじめ合意された報酬(フィー)を加算して支払う契約のこと。
工事費がフィーとコストに大別され、コストは更に次の2つに分類される。
①工事種別ごとの施工業者への発注額
②ゼネラルコンディションコスト(共通仮設費など契約ベースで規定されるもの)
発注者が適正価格を把握できるため 発注者にとってコスト縮減がより期待しやすくなるといわれている

■オープンブック方式
工事費用を施工者に支払う過程において、支払金額とその対価の公正さを明らかにするために施工者が者に全てのコストに関する情報を開示し、発注者又は第三者が監査を行う方式のことである。
CM方式(※1)におけるオープンブック方式では、次の観点に置いてコスト構成の透明化が確保される。
①CMR(※2)と施工者との契約金額が明らかにされる
②施工者の領収書が添付され出来高払いによる実際の支払代金が毎月または四半期ごとに明らかになる
③共通仮設費、現場管理費、一般管理費などについても実費精算がなされ、労務費、材料費、外注費などの全てのコストが発注者に明らかになる
④必要な場合は発注者が第三者にオープンブックの監査を依頼する


※1:CM方式とは
CMRが、技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立って、設計・発注・施工の各段階において、設計の検討や工事発注方式の検討、工程管理、品質管理、コスト管理などの各種のマネジメント業務の全部または一部を行うもの

※2:CMRとは
コンストラクション(建設経営管理)マネージャーのこと

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