2025年6月3日(火)配信
いま、就職や転職をする人の多くが「エージェント」を使っていることを知ってますか?
まずはこちらのデータをご覧ください。
▶仕事探しはエージェントの時代
https://www.rise-jms.jp/media/construction/a1296厚生労働省の職業紹介事業統計(令和5年度)という資料によれば、
人材紹介会社(エージェント)への新規求職申込件数が、3800万件超もあります。
新規求職申込件数なので、
「転職・就職先を探して欲しい」という求職者の申し込み件数です。
当然複数の人材紹介会社にダブって申し込んでいる人もいると思いますが、
でも3800万件って凄い数字です。
日本の15歳~65歳までの働く人の数(生産年齢人口)は、
いま7100~7200万人あたりですから、
それを考えるといかにこの数字が大きいか分かります。
前年からは約1000万件増加していて、2年前から約2倍になっています。
ハローワークのそれは減っていますが約20万件しかないので、
正に仕事探しはエージェントの時代といっても過言じゃないでしょう。
では、建設業界はどうでしょうか。
建設業は職人の紹介を禁止してますから、以下は施工管理で働く人達のデータです。
▶建設技術者:紹介会社経由での就職件数
https://www.rise-jms.jp/media/construction/a1295グラフを見ると、
直近5年間のうち2019年から2020年のコロナの影響を受けた時期を除き、
ずっと増加してきてますね。
2023年には19,000件を超えてますが、
建設技術者の就業人口はおよそ38万人程度なので、
単純計算で就業人口の5%が紹介会社経由で就職・転職をしていることになります。
建設技術者38万人のうち、1年で何%が就職・転職するか分かりませんが、
求人サイトなど紹介会社以外のルートもあることを考えれば、
全就業者数の5%という数字はかなり大きなものでしょう。
エージェントは、とくに若者がよく使う傾向にあります。
(最近は新卒でもエージェントの活用が多くなってます)
おそらく情報過多の時代になって自分だけで就活情報の整理ができないことが主な原因でしょう。
我々が携わる建設業界は高齢化が進んでますから、
これからの採用導線としてエージェントは見逃すことのできないものになってきています。