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溶接管理技術者とは?

溶接管理技術者とは、溶接技術に関する技術知識と 施工及び管理に関する職務能力を持った技術者であることを証明する資格である。
工場認定あるいは官公庁における工事発注の際の必須条件として、 認証者が在籍することまたは常駐していることが要求されている。

一般社団法人日本溶接協会が実施する資格試験に合格し、所定の期⽇内に登録手続きを行った者に適格性証明書が交付される。
「適格性証明書」の有効期間は2年。
有効期間満了前6ヶ月以内にサーベイランスの申請を行い、適格性が維持されていることが確認された場合は、引き続き3年間有効の「適格性証明書」が交付される。
また、資格取得より5年経過後に資格を更新するためには、再認証審査が必要だ。

溶接監理技術者の認証の等級は、特別級・1級・2級の3段階に分類される。
■専門的知識に対する要求事項
〇特別級
製造事業者から委任された溶接製作における全ての任務及び責任について、計画・実行・監督及び試験を行うための、豊富かつ十分な技術知識
〇1級
選定又は限定された技術分野内の溶接製作において割り当てられた任務及び責任について、計画・実行・監督及び試験を大なうための十分な技術知識
〇2級
簡単な溶接構造物に関与する限定された技術分野内の溶接製作において割当てられた任務及び責任について、計画・実行・監督及び試験するための十分な技術知識

■受験資格
〇特別級
・理工系大学院修了者及び理工系大学卒業者で、3年(溶接専修なら1年)以上の職務経験を有する者
・理工系以外の大学院修了者及び大学卒業者で、6年以上の職務経験を有する者
・理工系短期大学及び工業高等専門学校卒業者で、6年(溶接専修なら5年)以上の職務経験を有する者
・1級認証者で3年以上の職務経験を有する者

〇1級
・理工系大学院修了者及び理工系大学卒業者で、2年(溶接専修なら1年)以上の職務経験を有する者
・理工系以外の大学院修了者及び大学卒業者で、4年以上の職務経験を有する者
・理工系短期大学及び工業高等専門学校卒業者で、4年(溶接専修なら3年)以上の職務経験を有する者
・理工系各種専門学校及び工業高等学校卒業者で、7年以上の職務経験を有する者
・工業行動学校以外の高等学校卒業者で、8年以上の職務経験を有する者
・2級認証者で3年以上の職務経験を有する者

〇2級
・理工系大学院修了者及び理工系大学卒業者で、1年以上の職務経験を有する者
・理工系以外の大学院修了者及び大学卒業者で、2年以上の職務経験を有する者
・理工系短期大学及び工業高等専門学校卒業者で、1年以上の職務経験を有する者
・理工系各種専門学校及び工業高等学校卒業者で、2年以上の職務経験を有する者
・工業行動学校以外の高等学校卒業者で、4年以上の職務経験を有する者
・上記学歴によらない場合は、7年以上の職務経験を有する者


■試験概要
受験料(税込み)
〇特別級:筆記試験26,400円(Ⅱのみは13,200円)/口述試験27,500円
〇1級・2級:筆記試験13,200円/口述試験22,000円
登録申請料:19,800円(税込み)
試験内容:筆記(特別級は筆記Ⅰ・筆記Ⅱ)、口述試験(1級・2級は免除要件あり)
・溶接方法及び機器
・材料及び溶接冶金
・構造及び設計
・施工・応用エンジニアリング

■資格取得のメリット
・認証者の保有や常駐が、官公庁の工事発注の必須条件となることもあり、業界でのニーズが高く、建築・建設業界への転職に有利

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