2020,6,15談合とは?

 本来は「相談し合う」といった意味ですが、
多くは「入札談合」を指しています。
入札とは、役所が何かを発注するときに
希望業者から見積りを提出させ競わせる手段のことですが、
入札談合の多くは建設業界の公共工事の話です。
 
役所が1億円の道路工事を行いたい場合、
どの業者(建設会社)に発注するかは価格の安さで決まります。
 A社「うちは9000万でやります」
 B社「うちは8000万でやります」
 C社「うちは7000万でやります」
であれば、一番安いC社に道路工事が発注されます。
これが入札の基本です。
役所は税金を使うので、安いに超したことはありません。
 
ところが、
公共工事は毎回こういった入札で業者を決めるため、
業者側にしてみれば、たまったものではありません。
 
工事の見積りは、手間と時間と人件費などコストがかかります。
一生懸命見積もりますが、負ければ(受注できなければ)
一銭にもなりません。
そして負け続ければ会社は倒産してしまいます。
 
そこで、考えだされたのが「談合」です。
役所が発注する道路工事で、仮に希望する業者が
A社、B社、C社の3社しかいなかった場合、
この3社が「内緒で話し合って」見積り金額を決め、
実質的に業者側が受注者を決めてしまうのです。
 
3社はこんな感じで話し合います。
「今度の工事は、うち(A社)で受注させてくれ。
 その代り、次の工事のときはB社、その次の工事はC社で
 受注することにしよう。」
 
で、役所への見積りはこんな感じになります。
 A社「うちは7000万でやります」
 B社「うちは8000万でやります」
 C社「うちは9000万でやります」
めでたくA社が受注です。
 
3社は約束通り、
次の工事では、B社が一番安くなるよう見積りを提出し、
その次の工事では、C社が一番安くなるよう見積りを提出します。
こうして3社が「順繰り」に受注することで、
各社とも安定した売上が見込めるようになり経営も安定します。
これが昔ながらの談合の典型的なパターンです。
 
入札は、体力を消耗する「ガチンコ勝負」です。
「勝った、負けた」で会社経営をするのは大変だ
といった趣旨から生まれた制度が、
談合だと言えるのかも知れません。
  
そして、もちろん談合は違法行為です。
 

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