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建築物環境衛生管理技術者とは?

建築物環境衛生管理技術者とは、特定建築物の環境衛生管理が適性に維持管理されているかを指導・監督する専門家である。
特定建築物は、延べ面積3,000平方メートル以上、学校に関しては8,000平方メートル以上の建物を指し、デパート、ホテル、オフィスビル、商業施設、学校、映画館といった大きい建物の維持管理や監督を行うのが主な役割である。

厚生労働省管轄の国家資格で、資格を取得するためには、試験に合格する方法と、講習会を受講する方法がある。
建築物環境衛生管理技術者試験および講習は、公益財団法人日本建築衛生管理教育センターが主催している。

■試験概要
受験資格:実務経験2年以上
日程  :毎年10月に実施
費用  :13,900円(非課税)
試験科目:
①建築物衛生行政概論
②建築物の構造概論
③建築物の環境衛生
④空気環境の調整
⑤給水及び排水の管理
⑥清掃
⑦ねずみ、昆虫等の防除
7項目180問のうち、約117問正解することが合格基準である。
どの科目も40%以上で全科目総合点数の65%以上が必要だ。

■講習概要
受験資格:学歴や保有免許によって必要な実務経験がある者
費用:108,800円(非課税、テキスト等教材費含む)
講義科目:
①建築物衛生行政概論  10時間
②建築物の構造概論   8時間
③建築物の環境衛生   13時間
④空気環境の調整    26時間
⑤給水及び排水の管理  20時間
⑥清掃         16時間
⑦ねずみ、昆虫等の防除 8時間

■資格取得のメリット
・ビルメンテナンス会社や特定建築物を扱っている企業への転職に有利
・収入アップにつながる

■直近の受験者数&合格率
2022年実施の第52回試験は2021年実施の第51回と比べて、受検者数は-238人の9,413人、合格者数は-26人の1,681人、合格率は+0.2ポイントの17.9%という結果だった。

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