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OPERA(オペラ)とは?

OPERA(自律施工技術基盤)とは、建設機械等の新技術を研究・開発するためのプラットフォームである。
Open Platform for Earthwork with Robotics and Autonomyの頭文字からOPERAと呼ばれる。

自律施工とは、自動で作業する複数台の重機を遠隔地で管理すること。
建設機械の高度な遠隔操縦支援技術や、自動・自律技術は土木業界の生産性を飛躍的に向上させると期待されている。
しかし、新技術開発には高度なシステムが必要だ。

OPERAは、この新技術開発を行う上で必要となる建設機械、実験フィールド、無線通信システム、シミュレータおよびミドルウェアを公開・提供する研究開発用プラットフォームである。
茨城県つくば市の国立研究開発法人 土木研究所が開発・整備しており、建設機械の新技術開発に誰でも利用が可能だ。

OPERAには研究機関や異業種の参画が容易となるため、新技術導入が進むというメリットがある。
また、開発成果物の再利用性が向上することが予想される。

OPERAは
①共通制御信号
②実環境(電子制御化された建設機械+フィールド)
③シミュレータ
④ミドルウェア
で構成される。

電子制御化された建設機械は、2021年11月時点では「油圧ショベル」「クローラダンプ」の2機種が使用可能。
対応機種は今後拡張予定である。

フィールドは、敷地面積2.6万㎡を有する土工フィールドを活用し、実機を使った施工技術の研究開発・実証試験が可能。
フィールド全域でローカル5Gによる無線通信を提供している。

シミュレータを活用することで繰り返し試行が容易となっている。
開発したプログラムは変更せずに実機上で動かせる。


出典:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/tec/content/001498860.pdf

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