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ポストテンション方式とは?

ポストテンション方式とは、コンクリートの一種であるプレストレスコンクリートの作成方法の1つである。
プレストレスコンクリートとは、あらかじめコンクリートに圧縮する力(プレストレスト)を
与えることにより、耐力を向上させたコンクリートのこと。
コンクリートは、圧力には強いが引張力は弱いという特徴があり、
この弱点を補う方法がプレストレスコンクリートである。

ポストテンション方式は、硬化後のコンクリートに直接圧縮力を加えることで、コンクリートの強度を上げる。
ひび割れの制御も可能だ。
橋梁・防災施設・タンクなどのコンクリートに利用されることが多い。

プレストレストコンクリートを作るには、PC鋼材を引っ張って張力を与えた後にコンクリートと固定する。
PC鋼材とは、鉄筋の5~6倍の強度を持つ緊張材のこと。
引っ張られたPC鋼材が縮んで元に戻ろうとする性質を利用し、コンクリートに圧縮力を与える。

プレストレス導入方法には、「プレテンション方式」と「ポストテンション方式」がある。
違いは、PC鋼材をコンクリートの打設前(プレ)に緊張するか、打設後(ポスト)に緊張するかである。

ポストテンション方式では、コンクリート部材が硬化した後に、
その内部に設けられたシースと呼ばれるダクトに配置されたPC鋼材を緊張する。
コンクリートの端部にあるPC定着具を使ってPC鋼材を定着させる。
工事現場で打設する構造物にも容易に適用でき、そのうえ緊張力の大きさも幅広く選定できる特徴を持つ。
大型構造物への適用が可能。


※出典:中部地方整備局中部道路メンテナンスセンターホームページ(https://www.cbr.mlit.go.jp/chubumc/document/glossary/
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