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WBGT(暑さ指数)とは?

WBGT(ダブリュービージーティー)は、Wet Bulb Globe Temperatureの略で、
熱中症の予防を目的としてつくられた暑さ指数のことである。
ISOなどで国際的に規格化されている。

Wet Bulb:湿球
Globe:黒球
Temperature:温度

WBGTは、「湿度」「周辺の熱環境」「気温」をもとに算出される。
労働環境、運動環境における、熱中症対策の指針として利用されている。

ちなみに、熱中症とは、高温多湿の環境で発症する障害の総称である。
めまい、筋肉の硬直、大量発汗、頭痛、吐き気、倦怠感などを発症する。
重度になると、意識障害、けいれん、運動障害などがおこる。
建設業界は他の産業と比べて屋外での作業が多く、熱中症になるリスクが高い為、
予防対策が必須となっている。
そのため、WBGTは建設業界でも活用されている。

厚生労働省により、WBGTの基準値が作業内容ごとに定められている。
体温上昇、発汗をともなう運動や作業は、熱中症が起こりやすいため、日常生活とは異なる基準が
設けられている。
基準値を超える場合は、作業時間の短縮、休憩時間の確保など、対策を講じることが指示されている。
また、WBGT値を軽減する為、熱を遮る遮へい物を設置したり、冷房設備の設置などが推奨されている。

WBGT値の測定には、専用の計測器を使用する。
全国の約840地点に環境省のWBGT値計測地があり、各拠点のWBGT値がホームページで公開されている。
WBGT値の計測器は、小型で持ち運べるものもある。
また、温度と湿度から簡易的に測定することも可能で、各現場での利用が進んでいる。


※出典:環境省(https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
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