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ジオレジスタ法とは?

ジオレジスタ法は、薬液注入工法による地盤改良効果を“見える化”するために開発された原位置試験技術である。本技術は、2024年に国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録された。(登録番号:QS-240011-A)

今後公共工事をはじめとした、さまざまな現場への展開が期待される。

 

■ジオレジスタ法の特長と試験手順

(1)特長
1つの孔を用いて小型動的コーン貫入試験(Nd値)と電気検層(比抵抗R)2つの試験を連続して行う。
測定に点電極を用いることで電極接触不良や測定誤差を抑えられるため、従来法と比べ、高精度に地盤特性変化をとらえることができる。

(2)試験手順
 ①小型動的コーン貫入試験
  Nd値(打撃回数)を測定し、地盤の貫入力を評価する。

 ②電気検層
  引抜時に点電極プローブを孔壁に接触させ、地盤の電気比抵抗Rを連続的に測定する。

■ジオレジスタ法の利点

・養生期間を待たず、施工直後に評価が可能である。
・試料採取不要のため、地盤のばらつきの影響を受けにくい。
・Nd値と比抵抗Rの双方から改良効果を評価できる。
・粘土層などNd値の変化が乏しい場合でも、電気比抵抗Rから設計基準強度を判定できる。
・塩分濃度が5,000ppm未満の間隙水を含む砂質地盤でも使用可能である。

特に液状化対策や狭隘地での施工、仮設構造物の地盤補強など、迅速かつ定量的な改良確認が求められる場面で有効である。


  

施工管理技士2.jpg


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