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都市道路構造物点検技術者とは?

都市道路構造物点検技術者とは、都市道路構造物の点検に特有な留意点に精通し、点検・診断を適切に行うことができる技術者である。
国土交通省「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格登録簿」の鋼橋・コンクリート橋・トンネル分野の点検・診断業務の計 6 部門に登録され、国や地方公共団体などの業務でも活用されている。
首都高速道路技術センターが実施する点検講習会を受講し、資格認定試験に合格することで与えられる資格だ。

■受講・受験資格
受講・受験するには、学歴に応じた卒後年数と3年以上の土木構造物の点検、診断、詳細調査に係る実務経験年数が必要である。
①指定学科を専攻し、大学・大学院を卒業後3年以上経過
②指定学科以外を専攻し、大学・大学院を卒業後5年以上経過
③指定学科を専攻し、短大・高専・専門学校を卒業後5年以上経過
④指定学科以外を専攻し、短大・高専・専門学校を卒業後7年以上経過
⑤指定学科を専攻し、高校を卒業後7年以上経過
⑥指定学科以外を専攻し、高校を卒業後9年以上経過
⑦上記学歴以外の学校を卒業後12年以上経過
※指定学科:土木工学科・都市工学科などの土木系学科

■受講・受験料
①点検講習会の受講し筆記・実技試験を受験する:38,500円(税込み)
【昨年度に講習会を受講済みの場合】
②筆記・実技試験のみ受験する:22,000円(税込み)
③筆記・実技試験のいずれかを受験する:11,000円(税込み)

■講習内容:約6時間30分
・点検及び診断の概要
・鋼構造物(上下部)、土工の点検
・コンクリート構造物(上下部)、トンネル構造物、カルバートの点検
・点検結果の記録と安全管理(道路規制や高所作業車使用の留意点など)
・点検・診断要領
・損傷事例(橋梁・トンネル・附属物等)及び診断
・資格認定試験の概要

■筆記試験概要
①択一式問題(90分)
・点検一般
・鋼構造物の点検・診断
・コンクリート構造物の点検・診断
・トンネル構造物、カルバート等の点検・診断
・土工、舗装の点検・診断
・点検結果の記録
・安全管理など
②記述問題(90分)
・実務経験や都市道路構造物点検時の留意点など

■実技試験概要
・接近点検及び遠望目視点検の実技
※詳細は、受験日時決定の際に通知される

■合格者数
2022年の都市道路構造物点検技術者試験合格者は6名だった。

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