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XR技術とは

VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)など、現実空間や仮想空間を活用して新たな体験を実現する技術の総称である。

建設業では、BIM/CIMや3次元測量データなどと組み合わせ、完成イメージの共有や施工位置の確認、施工シミュレーション、遠隔作業支援などへの活用が進められている。

■XR技術の主な種類
XRに含まれる代表的な技術は、VR・AR・MRである。

(1)VR(Virtual Reality:仮想現実)
CGなどで作られた仮想空間を表示し、その空間に入り込んだような体験ができる技術である。

(2)AR(Augmented Reality:拡張現実)
スマートフォンやタブレットなどを通して見た現実の風景に、3Dモデルや文字などのデジタル情報を重ねて表示する技術である。

(3)MR(Mixed Reality:複合現実)
現実空間と仮想空間を融合し、3Dモデルなどのデジタル情報を現実の位置や形状に合わせて表示・確認できる技術である。

■建設業におけるXR技術の活用方法
建設業では、BIM/CIMなどで作成した3次元モデルや点群データなどをXR技術と組み合わせ、設計・施工・維持管理のさまざまな場面で活用できる。
3次元データを現実空間に重ねたり、仮想空間で表示したりすることで、図面だけでは把握しにくい施工状況や構造物の形状などを視覚的に確認できる。

(1)完成イメージ・施工計画の確認
施工予定の構造物などの3次元モデルを現地の風景に重ねて表示し、施工前に完成イメージや位置関係を確認できる。
また、施工手順や重機・仮設設備などの配置を仮想空間上で確認し、施工計画の検討にも活用できる。

(2)施工位置・進捗・出来形の確認
3次元設計データを現場に重ねて表示することで、施工位置や地下埋設物、既設構造物などとの干渉を確認できる。
施工中には、3次元データと現場の状況を比較し、工事の進捗や出来形管理に活用することもできる。

(3)安全教育・施工シミュレーション
VRやMRを用いて施工手順や危険箇所を仮想的に確認することで、作業前の安全教育や施工シミュレーションに活用できる。
実際の作業を始める前に作業環境を視覚的に共有できるため、安全施設の配置検討などにも利用されている。

(4)遠隔作業支援
スマートグラスなどを通じて現場作業者の映像やデジタル情報を遠隔地の技術者と共有し、作業内容の確認や指示を受けることができる。
現場作業者はハンズフリーで支援を受けることもでき、熟練技術者による遠隔支援などに活用されている。

(5)検査・維持管理
MRなどを活用して3次元モデルや施工記録、写真、点群データなどを現実空間に表示し、検査や維持管理に利用できる。
遠隔地から映像や音声、3次元データを共有しながら、検査や協議に活用された例もある。

■建設業でXR技術を活用するメリット
建設業でXR技術を活用する主なメリットは、次のとおりである。

・作業の効率化・省力化
・施工ミスや手戻りの削減
・安全性の向上
・情報共有・合意形成の円滑化
・教育・人材育成への活用

■まとめ
XR技術は、現実空間や仮想空間を活用して情報を視覚的に確認できる技術である。

建設業でXR技術を活用することで、作業の効率化や施工ミス・手戻りの削減、安全性の向上、関係者間の情報共有の円滑化などが期待できる。
今後、建設現場の生産性向上や人材育成を支える技術の一つとして、さらなる活用が見込まれる。



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