水循環ACTIVE企業とは
健全な水循環に資する取組を実施し、内閣官房水循環政策本部事務局から認証を受けた企業である。
本認証は、2024年7月に創設された「水循環企業登録・認証制度」の認証区分であり、企業の自発的な活動の継続・拡大を後押しすることを目的としている。
同制度には、「水循環ACTIVE企業」と「水循環CHALLENGE企業」の2つの区分がある。
ACTIVE企業は、実際の取組実績に基づいて認証を受けるのに対し、CHALLENGE企業は、今後3年間の取組計画に基づいて登録される。
■認証の対象となる取組
取組内容に応じて、次の2つのカテゴリーに分けて認証される。
なお、認証対象となる取組は社会貢献的なものであり、単に社業にとどまる取組は対象外である。
(1)水量水質カテゴリー
水量や水質に直接貢献する取組が対象である。
【主な取組例】
・水源域の森林整備・保全
・地下水への還元
・法定の排水基準より厳しい社内排水基準の設定・遵守
・事業活動における水使用量の削減など
(2)人材資金カテゴリー
人材・資金・機材などを通じて水循環に貢献する取組が対象である。
【主な取組例】
・社外への水循環に関する教育・啓発
・河川清掃への協力
・渇水や災害時の給水への備え・協力
・自治体や活動団体への寄付・助成など
建設業の取組例には、水インフラの重要性を伝える出前授業や、継続的な河川清掃活動などがある。
■水循環ACTIVE企業の認証要件と有効期間
・対象:
日本国内に本社・支社・営業所などの事業所を有する、会社法上の会社
・取組内容:
健全な水循環に資する社会貢献的な取組
・取組実績の報告・証明に必要なもの:
・直近3年以内の取組実績と成果指標を記載したアクションレポート
・実績を客観的に証明する資料(ホームページ、会社案内、コーポレートレポート、写真など)
・有効期間:
認定証の交付日から1年間
認証を継続するには、毎年の更新申請が必要である。
■水循環ACTIVE企業の認証を受けるメリット
認証企業には認定証が交付される。認証を受けるメリットは次のとおりである。
【認証を受けるメリット】
・認証ロゴマークをホームページや名刺などの広報に使用できる。
・事務局の公式サイトに企業名や取組内容などが掲載される。
・有識者の講演や他企業の事例を学ぶ機会が得られる。
・自治体・他企業との交流やマッチングの場への参加機会が提供される。
■まとめ
水循環ACTIVE企業の認証は、企業による水循環への貢献を可視化し、活動の継続・拡大を後押しするものである。
建設業にとっても、地域の環境保全や教育活動を社外へ伝え、自治体や他企業との連携を広げる機会となる。

