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Column【事例あり】建設業はなぜ人手不足?
若手がやめた理由 TOP5 と企業の取り組み 

2021.10.10

1.TOP.jpg
生産年齢人口が減少するなか日本国内において人手不足に悩む業界は少なくありませんが、中でも建設業は顕著であり、慢性的な問題となっています。

建設業の職種別にみても、設計・監督といった「技術者」、そして躯体・建設・電気・土木・採掘といった建設関連の「技能職」どれを取っても人材が不足している状況。最近では新型コロナウイルスの影響でやや不足感が緩和されてきているものの、依然として人手不足が最も深刻な業種といっても過言ではありません。

今回は、建設業における人手不足の現状とその理由、そして人手不足の解消に向けた企業の取り組みについてご紹介します。

特に注目のトピックスが「若手の技能職が辞めた理由 TOP5」。
実は、企業側が認識している退職理由と、若年層が辞めた時の実際の退職理由には少し違いがあることが明らかとなったのです!
この TOP5 を中心として、今回は建設業の中でも「技能労働者」の方の退職にスポットを当てて解説していきます。

目次

  • 建設業の人手不足は深刻!最新の動向より
  • 建設業が人手不足となっている理由
  • 若手の技能職が辞めた理由 TOP5
  • 雇用主(企業側)が想定している退職理由とはミスマッチが!
  • 建設業の人手不足解消のために−−企業での取り組み
  • 建設業の魅力をアピールできるか?高校からの就職事情
  • まとめ

1.建設業の人手不足は深刻!最新の動向より

2.最新動向.jpg
まずは建設業の人手不足の状況を表すデータをご紹介します。

1 つ目は「有効求人倍率」。これは企業が求人を出した時の倍率=競争率を示しているため「数字が高いほど人手不足感が強い」と判断する 1 つの指標となり得ます。


=建設業の有効求人倍率=
※令和 3(2021)年 1 月分・パート含む常用
厚生労働省「一般職業紹介状況(令和 3 年 1 月分)について」).jpeg
(引用:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和 3 年 1 月分)について」


これに対して、全職業(全産業)での有効求人倍率は 1.04 倍。建設業とよく比較される製造業関連の「生産工程の職業」の有効求人倍率が 1.30 倍。いかに建設業での人材確保が難しいかがお分かりいただけるでしょう。
ただし、新型コロナウイルス感染拡大後の最新動向として、この人手不足感はやや弱まってきている傾向です。
以下は 2 つ目のデータ「労働者過不足判断 D.I.」の推移グラフです。

労働者過不足判断 D.I.(Diffusion Index)とは
厚生労働省が「労働経済動向調査」の中で調査・公表している指標。労働者数について「不足(やや不足、おおいに不足)」と回答した事業所の割合から「過剰(やや過剰、おおいに過剰)」と回答した事業所の割合を差し引いた値。数字が大きいほど人手不足感が強いことを表しています。

2020年2月を境にグラフが「横ばい」から「下降」へと転換しています。


=建設業の労働者過不足判断 D.I.の推移=
3.過不足判断DI.png
(引用:BUILT「建設業は全産業で人材不足感が最多だが、技術者・技能工はコロナで低下傾向」


このように、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、建設技術者、技能工ともに若干ではありますが人材不足感は緩和されました。とはいえ2020年11月には再び上向きに転じる動きもあり、依然として建設業は深刻な人材不足に悩まされているというのが現状なのです。


私たち株式会社ライズでは、建設業に特化した人材派遣サービスを提供しています。20代~30代を中心としたスタッフが多く在籍しており、お客様の業務をいち早く覚え即戦力になれることが特徴の一つです。各派遣スタッフが自主的に動き、問題解決に向けて派遣先の皆様とコミュニケーションをしっかりとっていけることも大きな特徴です。またライズでは、営業以外に顧客満足をはかるCS部門があります。派遣スタッフが心身ともに安定して業務にあたることで、結果、派遣先の皆様に安心していただけるよう、営業やCS部門がスピーディーに対応することでトラブルを未然に防いでいます。

建設業の人手不足でお困りの際には、ぜひお問い合わせください。

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2.建設業が人手不足となっている理由

4.人手不足の理由.jpg
建設業が深刻な人手不足に陥ってしまう理由は、大きく分けて次の2点です。

1. 若者が建設業を志望しない「若手不足」
2. せっかく入職しても辞めてしまう

そもそも、若者が建設業を志望しないという「入り口での流入の減少」が1つ目。加えて、それでも何とか新卒や中途で採用できたとしても、結局は辞めてしまうという「出口での流出」が2つ目です。これらにより結果的に建設業界内に人材が定着しないという事態が起こっているのです。この2点をもう少し詳しく解説します。

理由①若者が建設業を志望しない「若手不足」

建設業では人手不足であると同時に「若手不足」が顕著となっています。厚生労働省の資料「新規学卒者の建設業への入職状況」のグラフによれば、新卒からの入職者はそれなりに持ち直しているものの、まだまだ足りない状況です。


5.新規学卒者.jpg(引用:厚生労働省「建設労働者を取り巻く状況について」


高校・短大・大学から建設業への就職者数を表す上の棒グラフは、平成21(2009)年を境に少しずつ増加はしています。ですが平成26(2014)年のこの就職者数は、「全ての新卒就職者数」の5.8%に過ぎません。建設業の就業者数が全産業に占める割合が約8%であることを考えるとまだ足りないのです。

若者が建設業を志望しなくなっているのには次のような要因が考えられます。


「3K」だから

3Kとは「きつい・汚い・危険」の 3 つをまとめて指す言葉です。

・「きつい」=休みが少ない、肉体労働
・「汚い」=土埃・泥・汗にまみれる、雨に濡れる
・「危険」=電動ノコギリ、高所からの落下、地下作業

建設業にはどうしてもこの3Kのイメージがつきまとい、イマドキの若者に敬遠されがちです。


雇用条件が十分に整っていない

新卒から就職先を考える際、「自分のやりたいこと」かどうかはもちろんのこと、「採用条件」についてもチェックすることとなります。たとえ建設業に興味があり「大工さんになりたい」「技術者になりたい」と考えていたとしても、「休日は?」「給料は月給?」「勤務時間は?」といった採用(雇用)条件をみて応募を見合わせてしまうことが考えられるでしょう。

理由②せっかく入職しても辞めてしまう

建設業が人手不足となっている理由の2つ目が、「せっかく入職しても辞めてしまう」です。特に高卒からの入職者の離職率が高いことが挙げられます。

厚生労働省が発表している「新規学卒者の離職状況」によると、入社してからの「3年以内離職率」は次の通りです。


=3 年以内離職率=
※平成29(2017)年度
高卒離職率.jpeg (引用:厚生労働省「新規学卒者の離職状況」


このように、特に高卒から入った場合の3年以内離職率は、全業種平均と比べて6ポイント程高いという結果に。せっかく無事採用でき、手間ひまかけて育ててきたにも関わらず、3年以内には半数近くが退職–––。ここをもっと食い止めることができれば、人手不足も少しは緩和できるのではないでしょうか。

国土交通省の方でも若年層が定着しないことに目をつけ、「若手の技能労働者が定着しない主な原因」として資料にまとめています。実はその資料によると、

・企業側が考える「若者が定着しない理由」
・若者が答える「仕事を辞めた一番の理由」

この両者にはミスマッチがあることが明らかとなっています。実際に退職に至ってしまった若年層が「仕事を辞めた一番の理由」に挙げたのは果たして何だったのか。次からはそのTOP5を解説します。
ここからは、建設業の技能職に的を絞って解説していきます

3.若手の技能職が辞めた理由 TOP5

6.辞めた理由.jpg
ここでは、国土交通省の資料「建設業の働き方として目指していくべき方向性」より、建設業離職者(離職時若年層)が仕事を辞めた一番の理由として多かったもの TOP5をご紹介します。同時にネットからは「現場の生の声」もピックアップしました。

(参考資料:国土交通省「建設業の働き方として目指していくべき方向性」
※あくまでも統計上のデータであり、企業様によっては実情と異なることがある旨ご了承下さいませ。


第 1 位:雇用が不安定である

1位はなんと「雇用が不安定である」。これは少し意外ではないでしょうか。実際に、企業側が「若年技能職が定着しない理由」として「雇用が不安定である」を選択したのは少数派です。

 “どの仕事も同じだと思うが最初はきついと思う。手間(給料)も安く、道具にお金がかかり、社会保障もない。全部自分持ち。(38 歳男性)”

“福利厚生、昇給、ボーナスなし。日雇い労働なので月によって給料にバラつきがある。(30 歳男性)”

ちなみに国交省の同じ資料によると、技能労働者は6割以上が日給制。天候や現場のある・なしによって給料が左右されてしまうと、将来のライフプランを立てづらいかもしれません。ただし社会保険の加入については国の働きかけもあり、ここ数年でかなり改善しているはずです。

それから「道具代がかさむ」という声も多く見られました。例えば事務職が使用するパソコンは会社が用意することがほとんど。しかし技能職の道具は自分持ちのため、生活費を圧迫してしまう…。こうした点も「待遇面が不安」と感じる一因となりそうです。


第 2 位:遠方の作業場が多い

2位は「遠方の作業場が多い」。こちらもやや意外に感じられます。

技能職の働く舞台はもちろん「現場」。大きな現場なら長期間1つの現場で OK ですが、一般住宅など比較的小さな現場になると、短期間で色々な現場に通うことに。近い時もあれば、逆に遠くなってしまうこともあるでしょう。

ここで問題なのは、単に「現場が遠い」ということではなく「拘束時間が長くなる」ということ。現場が遠いからといって作業スタート時間が変わることはほぼありません。それで「朝早く」「夜遅くなる」ことに対する不満、そして「体力的なキツさ」につながってくるものと思われます。


第 3 位:休みが取りづらい

3 位は「休みが取りづらい」、これは建設業あるある。多くの企業でもこれは「若年技能職が定着しない理由」として挙げています。

“休みは好きに取れるが工程通りに終わらせなきゃ行けないがゆえ、休みは日曜日のみ。(25 歳男性)”

工期の長さはそのままコストに直結するため、どうしても厳しいスケジュールが求められてしまいます。また顧客からの要望で短期集中工事となることも。非常に悩ましいテーマですので、ここは政府の抜本的なテコ入れが必要かもしれません。


第 4 位:労働に対して賃金が低い

そして4位は「労働に対して賃金が低い」、こちらも建設業あるあるでしょう。

“仕事量と収入が見合わない。稼げてもしれている。工具や消耗品の金額が負担に感じる。(40 歳男性)”

先ほどから引用している国交省の資料にある「実労働時間及び出勤日数の推移(建設業と他産業の比較)」によると、建設業は例年高い水準で推移しています。


7.労働時間・日数.png(引用:国土交通省「建設業の働き方として目指していくべき方向性」


このように、建設業界は長時間労働がすでに固定化されている様相があります。そのため給料が一見して悪くないように見えても「割に合わない」「時給換算すると低い」などと言われやすいです。

ただし腕の良い職人さんはかなりの高給を取ることができるのも事実。見習い期間はある程度割り切って、スキルアップに集中する意識も必要なのでしょう。


第 5 位:作業に危険がともなう

最後にご紹介する5位は「作業に危険がともなう」。こちらは少し意外ではないでしょうか。「この仕事をするからには危険はもともと承知していたのでは?」と考える企業様も多いかと思われます。

“機械で怪我をする人や墜落で怪我をする人の話は未だに聞くので危険な仕事であることには変わらないと思います。(32 歳男性)”

毎日の仕事が命の危険と隣り合わせというのは、やはり神経を使うもの。心身に負担となってしまうことも分かります。

(現場の声引用:honne.biz

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4.雇用主(企業側)が想定している退職理由とはミスマッチが!

ここまで、建設業離職者(離職時若年層)が仕事を辞めた一番の理由として多かったものTOP5をご紹介してきました。
一方で、雇用主(企業側)が「◯◯だから辞めたのだろう」と想定している退職理由は、上記とはまた異なる結果に。国土交通省からの詳細資料は次のとおり。


8.国交相資料.png(引用:国土交通省「建設業の働き方として目指していくべき方向性」


上位5位で比較してみると、「労働に対して賃金が低い」「休みが取りづらい」は企業側・離職者側ともに挙がっていますが、それ以外(下表の青字で表示)はミスマッチとなっています。


離職理由の差.jpeg※企業の回答は複数回答


企業側が考える退職理由の 1 位は「作業がきつい」です。確かに夏は炎天下、冬は極寒の中での屋外作業は過酷。肉体労働ですので体力は消耗しますし、覚えることも沢山。

そして2位は「(若年技能労働者の)職業意識が低い」。世代によって職業観はそれぞれ違うもの。「それじゃあ甘い。自分の時はもっと大変だった」と感じられる場面もあることでしょう。

3位の「現場での人間関係が難しい」、これも確かにあります。見習い期間の若者には叱りながら教えるといった風潮があり、「合理的に教えてもらう」ことに慣れている若者にとっては毎日が戸惑いの連続でしょう。

これらをまとめると、企業側・離職者側にはどのようなミスマッチがあるのか。あくまでも1つの考え方ですが、企業側の方は「仕事(作業)内容そのもの」に目を向けているのに対し、離職者側は「待遇面」に不安を抱えていたと考えることができるのではないでしょうか。

例えば雇用の条件、そして現場が遠いことによる時間拘束、こうした「待遇面」が働き手のモヤモヤを生み出しているというわけです。

5.建設業の人手不足解消のために−−企業での取り組み

少しでも待遇を改善し、優秀な若者に定着してもらいたい。人手不足が続く中、それぞれの企業様が若年技能職に定着してもらうための取り組みを始めています。先ほどからの国交省の資料によると、


=若年技能職を定着させるための取り組み= ※複数回答
・技能教育の推進、資格取得の支援
・社会保険への加入
⇒上記 2 点は 50%以上の企業が「定着達成」!
・職場の人間関係をよくする
・能力や資格を反映した賃金
・福利厚生の向上

 

こうした取り組みが行われています。社会保険・福利厚生・研修制度などが充実してくると若者も入っていきやすくなるでしょう。

ちなみに「月給制の導入」という項目はまだまだ実施率が低い状況。実際の中小企業様の事例として、新卒では月給制を採用し、スキルが身に付いてくる 3 年後を目処に独立を促すといった例もあります。建設工事では手間代が決まっているため月給制は難しいかもしれませんが、業界全体で改善していきたいところです。


建設業のイメージアップ戦略

前述でお伝えしたとおり、建設業が人手不足になっている理由の1つに「そもそも若者が建設業を志望しなくなっている」ことが挙げられます。そのため、建設業のイメージアップ戦略により、若者に興味を持ってもらうことも有効と考えられます。

具体例として、これだけ高齢化が進んでいる建設業界において「全従業員が 20 代」という驚異の組織を作り上げた企業様をご紹介。

神奈川県横浜市を拠点とする株式会社雅様は設備系の会社です。イメージアップ戦略として、まずは事務所を洗練された空間に。


9.雅様オフィス.jpg(引用:電工魂


事務所は自宅ときちんと分け、そこには女性スタッフもいて。こうした一つ一つが人材獲得のために重要なのだとか。
そして次なる戦略は「カッコいい作業着」。


10.雅様作業着.jpg(引用:電工魂


作業着を統一し、好みで選べるようにしたこだわりの作業着です。これをTwitterで発信することにより、同業他社の若者からも注目されたようです。


女性の活躍推進!「けんせつ小町」

建設業での人手不足解消のために、「女性の起用」は大きなカギを握っています。

けんせつ小町」とは一般社団法人 日本建設業連合会の「女性活躍推進プロジェクト」における建設業女子の愛称。技術者・技能者・設計者・研究者・営業担当者・事務職など建設業で働くすべての女性のことを指しています。

スタディサプリ進路では、株式会社 竹中工務店で工事監督として働くけんせつ小町を取材しています。


11.けんせつ小町.jpg(引用:スタディサプリ進路


女性で建築というと「設計を目指す」イメージが強いですが、取材に応じた山本さんは大学で建築を学ぶ中で「国際的なイベントにかかわる建物を手掛けたい」と現場を志すようになったのだとか。

現場に「けんせつ小町」が増えていけば、従来型の現場環境からの変革が進みやすく、またイメージアップにもつながるため一石二鳥。もちろん多少なりとも摩擦があることは覚悟しなければなりませんが、人手不足の解消には大いに期待が持てるのではないでしょうか。

(参考資料:スタディサプリ進路『建設の仕事をする女性が増えている!? 25 歳の「けんせつ小町」に密着!』


デジタル技術や最新設備による生産性向上

人材の確保と同時進行でぜひとも取り組みたいのが「生産性向上」。デジタル技術や最新設備を導入することで、コスト削減や人員削減を実現することができます。


=生産性向上の取り組み例=
・施工管理アプリの活用
・垂直または水平方向に機械装置で移動できる外部足場
・システム吊足場
・リモートでデジタル表示できるお知らせ看板
・3 次元測量 etc.


このような現場での最新設備導入のほかにも、身近なところでは「現場⇔社内」「監督⇔職人」の間での(写真・手配書などの)やりとりを工夫することで、さらなる効率化が実現できるはず。

長時間労働の是正・休日を増やすといった働き方改革を推進し、その先にある人材確保を実現するためには、こうした生産性アップ対策は必要不可欠となるでしょう。

 

6.建設業の魅力をアピールできるか?高校からの就職事情

12.高校生就職.jpg

若者が建設業を志望しなくなっている「若手不足」が問題となる中、高卒から入ってくる人材はまさに「金の卵」。技能職・技術職として、やる気のある若手には是非入ってきてもらいたいもの。

ここでは、今回取り上げている国交省の資料より「高校での進路指導の現場から見えてくるイマドキの就職事情」をご紹介します。


=高校での進路指導の現場から=
・学校側から生徒を推薦する建設会社の条件
⇒「月給制」「社会保険完備」が必須となっている。
・たとえ学校が推薦したとしても、親の意向で応募しないことも。
⇒最近は親(特に母親)の賛同も大きく影響する。

 
つまり、ある程度採用条件を整えておかないと、たとえ求人を出したとしても学校から生徒を推薦してもらえない、ということ。それから、就職に際して親の賛同が大きく影響するというのもイマドキの就職事情のポイント。

そこで、職場見学などに親も参加できるよう配慮することが 1 つの有効な対策です。そこで親と子の両方に対していかに建設業の魅力をアピールできるか。いかに親に安心してもらうかが重要になってくるでしょう。

間接的ではありますが、地域ボランティア・地域イベントなどで普段からイメージアップを図っておくのも保護者層に対して良い影響をもたらすでしょう。

(参考資料:国土交通省「建設業の働き方として目指していくべき方向性」

7.まとめ

13.まとめ.jpg

今回は『建設業の人手不足』をテーマに様々な情報をお届けしてきました。最後に改めて若手の技能職が辞めた理由 TOP5 をこちらにまとめておきます。


=若手の技能職が辞めた理由 TOP=

・第 1 位:雇用が不安定である
・第 2 位:遠方の作業場が多い
・第 3 位:休みが取りづらい
・第 4 位:労働に対して賃金が低い
・第 5 位:作業に危険がともなう

「建物を作り上げる仕事がしたい」「体を動かすことが好き」このような若者は一定数存在します。しかしながら就職の段階で「3K だから」「雇用条件がちょっと…」と言われたり、早期に退職してしまったりするのはとても残念です。

今回は企業での取り組みとして、社会保険など待遇面の整備やイメージアップ戦略、そして女性の起用などもご紹介してきました。これらも是非参考にしていただき、それぞれの企業様でまずできるところから始めてみてはいかがでしょうか。

私たちライズでは、建設業に特化した人材派遣サービスを展開していますが、実際にライズにも女性の施工管理が多くおります。細かい部分まで気が回る点や現場事務所内が明るくなるなど現場の皆さんからうれしいコメントもいただけております。

人手不足にお悩みの際には、ぜひお声掛けくださいませ。


=ライズの人材派遣サービス 3 つの強み=

・若手人材が豊富

・積極的にコミュニケーションをとることができる
・スピード感のある対応力


小さなご質問だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

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